「森町を語る会」に向けて実施したアンケート。たくさんの方にご協力いただき、43件の回答をいただくことができました。
回答者、配布にご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
「森町を語る会」は、新型コロナウイルス感染の急拡大により中止に……。
ぺんぎんの森のアンケート結果は、アクティ母親クラブ様を通じて、紙面で町に提出いただきました。
アンケートのねらいは、「子育ての今を知る」
私達がアンケートを実施した経緯は、森町の子育てについて、現場の意見をもとに議論をしたいと思ったからです。
仕事、家庭で忙しく、隣近所の友人とすら、情報交換する機会が減っています。
「これは個人の問題なのか、みんなも抱えている問題なのか」、判断材料がありません。
ちょうどそのとき、「森町を語る会」への意見収集のために、アクティ母親クラブさんからお声かけいただき、このように広く実施することができたのです。
アンケート結果について、先にお伝えしなければいけないことがあります。
このアンケートは、サンプルに偏りがあるデータです。
アンケートに回答いただいた方の多くは、私たちの思いに共感してくださった方たちです。
森町の子育て世代、全員の意見ではありません。
厳しい意見も、現状に満足している意見もありました。
このアンケート活動から得られた、大切な気づきは、
孤独に耐えている人がいる
コミュニティの減少、コロナ禍により、孤育てが加速しています。
子育て中、お互いに助け合う場づくりと、個人が余裕を持てる環境づくり。
ぺんぎんの森は、このアンケートで得た課題に、少しでも寄り添う場になれるよう、活動を続けていこうと思います。
回答者の属性
「森町で子育て」の推奨度
推奨度と頼れる親族・知人友人の有無の関連性
(補足)親族・知人友人のいない人
ほど、森町内の子育て環境に課題を感じている。
一方、身近に親類・知人がいる人であっても、
推奨度にばらつきがみられた。
「森町で子育て」を推奨する主な意見
自然が豊か
・自然が豊かで、住んでいる人も優しい人ばかりだから。
・穏やかな町なので、のびのびと子育てができるところは魅力
住民がやさしい
・地域の人たちも見守ってくれる、助けてくれるから
・子供に寛容な方が多い
町の政策・体制面のメリット
・家庭医療クリニックがあるから相談がしやすい。
・産後給付金がいただける。
など
「森町で子育て」を推奨しない主な意見
子どもの受け皿(保育園)が少ない
・ 保育園に入りにくい。
・一時預かり等の預け先なども、
他市に頼るしかない。
・
町内に病児保育がない
子育て世帯への理解が乏しく、
支援が行き届いていないと感じる
・みな、(祖父母など親族と)同居していると思われている。 同居していても、全てみてもらえるわけではない。
・子ども目線の町づくりがされていない。子育て世代が(特に平日共働きの世帯)繋がれる仕組みが乏しい。
地元のつながりが強く、
町外から来た人は入りづらい
・もともと住んでいる方々の繋がりは深いが、「ドライ」な感じがして輪に入りにくい雰囲気があった。
公園、子どもの遊び場が少ない
・放課後や長期休み中など、子供が楽しく遊べる場所がない。 (児童館が1館のみ。公園は小さなものばかり。)
・商業施設が少ないのと、街灯が少なく、危ない
。
町の教育に不安。
しかし、選択肢が無い
・小学校がどんどん閉校し普通高校もなく(森町は総合高校のみ)、通学・進学へのハードルも上がっている。
・山間部は親の送り迎えが必須。
障がい児、療育への理解不足
・療育に関しても必要としている子が森町でも年々増えているが、対応が伴っていない。
・障害児への理解の乏しさや、療育への繋がりにくさ。
など
行政、教育機関に伝えたいこと
- 家庭の多様性を理解し、 協力的な親族がいない家庭に考慮した行政サービスがほしい
- 相談窓口を充実してほしい (町外専門機関との連携)
- 町外の情報を行政も取り入れてほしい
- 既存の保育・教育機関による柔軟な対応で、子どもの選択肢を増やしてほしい
- 移住者も情報が得やすい仕組みがほしい
- 発達障がい、療育、障がい児の 受け皿と啓蒙活動を拡大してほしい
- 図書館・公園・子どもの居場所の拡充
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